2006年10月11日
戦略と経営戦略
戦略と経営戦略の区別なく会社経営を行っている企業が往々に見受けられます。
戦略や経営戦略とは、なにも大企業だけのものではありません。 中小企業にとっても成長するためにとても重要な経営手段なのです。
まず、戦略とは今後20〜30年先、どの様な会社であるかを記すものです。 つまり経営者のビジョンに大きく関わってきます。 それだけ先を見越してのものであるため、簡単に変えてはいけないのがこの戦略です。 その中身は人・物・金・情報などの経営資源を根本的にどのように生かすかが焦点となったものになります。 また、戦略を起案・実行するのは会社のトップ、つまり社長だけです。
これに対して経営戦略とは、そのときの時流に乗って見直すことが必要なものです。 それは朝令暮改でもなんら不思議ではありません(戦略がしっかりしていることが前提)。 また、経営戦略を起案・実行するのは役員や部長格の人です。 依って、経営戦略には戦略に基づいて、時流に乗った営業戦略・組織戦略・財務戦略・商品戦略・顧客戦略・・・などがあります。 それらは多くの会社で専門のセクション(財務部・営業部など)が設けられているはずです。
勿論、戦略の前に経営理念が必要であり、最も大切なのは言うまでもないと思いますが、会社が成長して存続するための作戦を体系化されたものの一つが戦略と経営戦略なのです。
中小企業であっても科学的経営を心得て実践していくことが大切なのです。
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