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2006年05月01日

金利スワップの押し売り?? 三井住友銀行の裏情報!!

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   先日、三井住友銀行が金融庁から業務改善命令を受けました。  理由は、金利スワップという金融派生商品を無理やり顧客へ売りつけたからです。
詳細は書きURLをご参照ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000015-kyodo-soci
http://www.saitama-np.co.jp/news04/26/32x.html

   三井住友銀行は結局、金利スワップの半年間新規販売停止となりました。  しかし、顧客側から金利スワップの購入を依頼されたら販売できる様ですが、詳しくはまだ未定の様です。 

   尚、金利スワップの仕組みについては簡単です。  
   固定金利と変動金利を交換するのです。
   まず、想定元本を決めます。  例えば1億円だったとすると、その1億円に対する変動金利での支払い利息と固定金利での支払利息を交換するのです。
   変動金利で資金調達をしていた場合は、固定金利部分を支払い変動金利部分を受け取ります。  また、その逆も存在します。

   変動金利で資金調達していた企業のキャッシュフロー
      借入金に対する支払利息             マイナス××円
      金利スワップ支払い(固定金利)   マイナス○○円
      金利スワップ受取り (変動金利)  プラス    ××円
    結果、固定金利支払い部分のキャッシュマイナスとなります。
    

   では三井住友銀行が、どの様に金利スワップを販売していたのかについて、一例を紹介します。 
   まず、企業が新規の年度資金(長期借入)を固定金利で申し込んだ場合、通常なら、融資期間○年 金利○%(固定金利)となります。  しかし、三井住友銀行の場合は本部から金利スワップの販売ノルマが強く課せられていますので、通常の組み立てとはしないのです。  どの様にするかといえば、まず、融資期間○年 金利○%(変動金利)とします。  そして、別途で金利スワップ契約を顧客と結ぶのです。

   通常:融資期間○年 金利○%(固定金利)
   住友:融資期間○年 金利○%(変動金利) + 金利スワップ

   通常のスキームと三井住友のスキームでは、出来上がりの金利はあまり変わらないようです。  金利スワップ単体にはスプレッド(利ザヤ)が入っているので2重に借り手の負担が増えそうですが、上手く調整しているのでしょう。 

   今回の新聞等メディアの報道では、顧客に押し売り的に金利スワップを販売したとありますが、一部では強引な手法で売られていたようです。

   尚、他の金融機関に聞いたのですが、『三井住友銀行は金利スワップが大好きな銀行だ』というのが業界の常識だったそうです。

  
   常々、私はお金とは何なのかを説いています。  それが分からなければビジネスも暴走していまうからです。  今回の事件も営利に走り過ぎた結果です。
お金を最も取り扱う企業である銀行がお金の意味を分かっていないとは・・・落胆させられます。



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zaimupro at 01:22│Comments(2)TrackBack(0) 金融機関との付き合い方 | 金融機関との付き合い方

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この記事へのコメント

1. Posted by 社会保険労務士(補助者)の事件簿   2006年05月04日 10:41
銀行の押し売り…、というタイトルに引かれて熟読してしまいました。こういうことってあるんですよね?!

『72の法則』も勉強しましたよ! ポチッ!
2. Posted by COMI   2006年05月12日 22:27
お久しぶりです。
金利スワップ勉強になりました。
銀行さんは貸し手であるだけ
借り手から見ると断りにくいことって
おおいにありそうですね。

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