2005年12月29日

デッド・エクイティスワップ

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   今日はあのダイエーの再生手法として有名になった、デッド・エクイティスワップをご紹介します。 

   その前に用語の説明をします。  
       資産・・・アセット
       負債・・・デッド
       資本・・・エクイティ

   デッド・エクイティスワップを直訳すると「負債と資本の交換」です。

   これは金融機関等から融資を受けている企業が業績不振に陥り、借入金の返済が困難となった状況下の救済措置手法の一つです。
   ダイエーの場合は、巨額な負債(この場合借入金)を抱えていて、金利の資金負担だけでも大変だった状況下で更に業績不振に陥りました。  当時UFJ銀行をはじめその他の金融機関がダイエーを救済する為、ダイエーへの貸付金を資本金へ振替えました。  その結果、ダイエーは金利負担が無くなり、資金の返済も必要なくなりました。  勿論、資本金には見返りのコストとして配当が発生します。  しかし、業績不振の場合は無配にすることが可能です。 

   結果的にダイエーは再建への布石となったようです。 

   ダイエーの救済には賛否両論あります。  競争力の無い企業へ陥ったのだから、救済する必要はないという資本原理主義は私も同感なのですが、この件は結局、政治的決断に至ったようです。


   デッド・エクイティスワップは大企業のためだけの救済措置ではありません。  中小企業も同様に救済措置として適用されます。  ただし、対象となる企業は再生が可能と判断される企業となります。  勿論、救済対象とされる企業ですから格付けも破綻懸念先以下が当然対象です。

   従来の金融機関はこの様な手法を行いませんでした。  しかし、現在手掛けるようになった背景には、不良債権を長期保有するより、早期に処理するほうが得策であるというパラダイムシフトによる結果なのです。 


   デッド・エクイティスワップを受ければ金融機関が自社の株を保有する事になる為、当然経営に口を出すようになります。  しかし、金融機関が商売の全てのノウハウや原理原則を理解しているとはとても思えませんので、理不尽な経営を行わざるを得ないでしょう。  この様な事態に陥らないことが先決ですが、常日頃から万が一に備え金融機関へ自社の強みをアピールして共通認識とするように十分コミュニケーションをとることが重要です。  
 

 

   第三回目、異業種交流会きっとかなう会』は平成18年1月23日(月)に行います。 
   なんでも構いませんので、役立つ情報がありましたらご連絡をお願いします。  質問も受付ます!!  福岡県並びに北九州近隣の方のご参加をお待ちしております。 
 


zaimupro at 23:25│Comments(3)TrackBack(0)金融機関との付き合い方 | 金融機関との付き合い方

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この記事へのコメント

1. Posted by ニタ@教えて会計   2005年12月30日 22:29
ハゼさん、今晩は!

ダイエー、もしかしたら、
復活するかもしれませんね。

良いかどうかは別として、
結果論では、問題解決を引きずったせいで、
景気が回復し、結果オーライになってしまうかもしれませんね。

本来、経営というのは、狙った成果を出すべきだとは思いますが・・・(笑)。
2. Posted by 社労士“K”   2005年12月31日 11:40
今年はいろいろお世話になりました。
来年もよろしくお願いします…。

では、良いお年を!
3. Posted by ハゼ   2005年12月31日 20:20
ニタさん、こんにちは。
ごもっともだと思います。
しかし、結果オーライの会社はいつか淘汰されることでしょうね。

ニタさん、Kさん。
今年はお世話になりました。
良いお年を!!

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