2005年07月17日
両端と片端 利息の計算方法
利息の計算方法で、『両端計算』と『片端計算』の2種類があるのをご存知でしょうか。 その違いは、1日分の利息の違いなのです。
◎両端計算とは・・・借入日から期日までの日数で計算する方法。
例:借入日7月1日〜期日7月31日 計算日数は31日
◎片端計算とは・・・借入日の翌日から期日までの日数で計算する方法。
例:借入日7月1日〜期日7月31日 計算日数は30日
借入を行った場合、初回は両端計算です。 しかし、1年以内の短期借入を行った場合で期日に返済をせず、期日延長することがあります。 その時の利息計算は、通常片端計算です。
あなたの会社では両端計算されてないですか。
銀行によって延長時の利息計算は違うので、十分確認したほうが良いでしょう。
多くの銀行が、片端計算を行っています。 両端計算する金融機関は、あまりまっとうな金融機関ではありません。 延長時に両端計算する銀行もありますが、折衝することによって片端にしてることもあります。 当座借越の場合はほぼ大丈夫ですが、手形借入は折衝力と信用力によるでしょう。
たった一日の利息ですが、何度も延長を繰り返すことにより、コストは増えてくることをお忘れなく!!
因みに利息計算は
『元金 × 金利 × 日数(両端or片端) ÷ 365日』 です。
365日は、ユーロ市場での調達の場合360日になります。